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体感してきた歴史がここに。
ツークンP
『
【アイドルマスター】 『COLORS』/P-MODEL
』
(2010.10.04 up)
先行動画というのを身近な何かにたとえるなら、
名刺がわりというのが一番しっくりくると思う。
自分はこういうものを見せたいんです。こういう場所をみんなと共有したいんです。
その名刺が、完全借り物新作なのである。
その時点で度肝を抜かれたのも仕方が無いと思うのだ。
それでいて、この作品は余す所なくツークンPの世界なのだ。
その事実を認識した瞬間、リアルにひっくり返りそうになった。
最初に思い浮かべたのは、「走馬燈のような作品だなぁ」ということ。
それまで経験した全ての視界が一瞬にして流れるというあの世界。
そう、まさにこの作品に広がる世界は、
ツークンPがニコマスにおいて経験してきた世界なのだと思う。
その端的な特徴はやはり色彩感覚であろう。
どの一瞬をとっても。モノクロのシーンですらそれを色と感じる世界。
その視界をつなぐ平沢進の声が、福音のようにすら思える。
世界はこんなにもとめどなく色で満ちている。
ツークンP自身は実に多様な作品を作る方だ。
ここに繰り広げられた世界はその一部かもしれない。
でもこの動画を、自分はツークンPからの一歩踏み込んだ答えのように感じた。
フェスでこの世界を、この色をぶちまけるよと。
貴方もこの世界を一緒に見てくれと。そう言われた気がしたのだ。
(damehumanoid)
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