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●七夕P●（マイリスト→『七夕の作品』）

　七夕Pは現在とても苦しんでいる。9月に世を賑わせたアイマス２に関する情報で、きっと彼は大きなダメージを受けた。アップした動画を非表示にして今は気持ちの整理をしているといったところだ。
　動画が非表示になっても、彼の動画は心に残っている。七夕Pは、動画製作を始めてからどんどん彼女たちにより近づいていったPだ。処女作や「A Happy Life」の時点では彼女たちは無機的で、非物質的で、それゆえにあまりにも本質的な姿を示していた。それがいつしか彼の動画からは彼女たちの圧倒的な、リアルな存在感が発されるようになる。「Fix You」で美希を見送り出迎える765プロのアイドルたちは、そしてステージへと駆ける美希は、それまでにない実感を僕たちに叩きつけた。それはつまりこれほどまでの実感を七夕P自体が持てたということの証左だろう。
　そんな七夕Pだからこそ、9月のアレでも"強い実感を伴った"衝撃を受けてしまったんだろうと思う。しかしそんな彼だからこそ、その衝撃を乗り越えた時には今まで以上に強く骨太な実感を僕らに渡してくれるのだろうと信じる。VRFでの復活を楽しみに待っていてほしい。彼女たちの本質的な存在感をずっと見続けてきたPの動画がステージを包むだろう。（婿固め）

　例えばニコマスにアメリカの米国雑誌社「ローリング・ストーン」みたいな事をやってる人がいて、ニコマスオールタイムベストMAD500みたいな企画があったら、僕は七夕Pの「Fix You」に一票を投じるかもしれない。少なくとも「自分版」オールタイムベスト500の上位5作に入ってる事は間違いない、それだけ重要な動画だと僕は思っている。
　2009年の年明け、わずか1カ月の間に公開された洋楽作品3連発は、彼の動画の中でもっとも重要なポイントだと僕は感じている。Miss IndependentとGirlFriendは参加した企画からの作品だけど、今見ると当時の色というか、雰囲気の様なものが動画から強く感じる事が出来る。そして2つの準備段階があって大傑作Fix Youに至る。SP発売直前にして、この大傑作に出会えた事は多くの人たちの心の中に強い感動を与えたのではないだろうか。
　七夕Pは節目節目に、本当に重要な作品を公開してくる印象がある。2010年最後の七夕Pは果たしてこのフェスではどんなアプローチをしてくるのか。是非期待していてほしい。（めいろっく）