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●R(略)P●(マイリスト→『R(略)アイマス作品一覧』


 この人も、本当に積み上げて積み上げてやってきた人なんだよな。数も多いし、幅も広い。楽しくて、切なくて、面白くて、まっすぐで。それはPVだけじゃなくて、あらゆる方向性で楽しめる。一ファンとして凄く見やすい人だと思うし、作り手としての視点からでもすごく尊敬出来る。…とか何とか言いつつ、僕が一番最初に見た動画は「ロストマン」で、この一発だけでもう大ファンになってしまったのが本当のところだったりはするのだけれども。
 見やすいという事は、程よい重さなのだと思う。その重さが心に触れるのが心地良くて、そんな彼の動画が僕は好きだ。その絶対的なベースがありながらロストマンみたいなより強い動画に伸びていったり、一方でこういう方向に向かっていったり出来るあたり、何ともウマい人だなぁと思ってしまうのだけど。
 彼はセットリストを組む時本当に悩んでいた。僕なんかは失礼ながらに「あれだけ動画があるんだから上手く組めそうなのに」と言ってしまったのだけど、「あれだけ幅広いから逆に統一感がないんですよ」と彼は言う。いっそ全て疑似M@Sなら統一感出そう…なんて話もしていたけど、果たしてどうなるでしょうか。期待して待つべし!(めいろっく)

 765プロを背負って立つプロデューサー、R(略)P。彼のスタンスはあまりに王道で、隙が無く、ぼくの理想とするP像そのままを現すように強く輝く。事務所の全ての女の子に目を配り、全員の魅力を引き出す。特筆すべきは、彼女たちの問題点というか弱い部分、つまずいている部分まできちんと受け止めてそこに手を伸べている点だ。特にイチゼロ年中盤にリリースされたソロ動画のシリーズは、彼女たちが今までに得たものとその際に零れ落ちてしまったものを鮮明に浮かび上がらせている。「7月7日、晴れ」の春香も「ボクを導いてください」の真も、アイドルと一人の女の子の間で揺れ動き、迷う存在として描かれる。"最もプロデューサーが必要とされる場面"を切り取っていると換言してもいいだろう。だからこそそんな動画を製作しアップロードをする意味が生まれる。動画を見た人が、それぞれに彼女たちと向き合い、手を伸べようとしたならそれが一番の略Pの望みなんじゃなかろうか、と思うほどだ。
 そんな体験を多く積んだ姿として、きっと「教えてあげる」「EVERYBODY SINGIN' LOVE SONG」、「少年ハート」のステージがあるんだろう。Pに導かれたアイドルが、今度はファンを導いてゆく。その構図こそがアイドルマスターの本質の一つであり、それを最も体現しているPの一人がR(略)Pだと、僕は思う。(婿固め)


         
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